承認欲求が強すぎるとヤバイ!
と言うお話です。
いつもお伝えしている
リピート客を増やす方法や
売上アップの方法
値上げの方法など
理解できてはいるけどうまくいかない。
『やり方は分かったけど・・・
できない!!
色々変えるのはお客様に申し訳ない』
という気持ちがあって
結局行動出来ない～
そんな経営者さんはぜひ最後まで読んでください。
承認欲求
そもそも、承認欲求とは何かというと
『自分を認めてもらいたい』
『良い人だとか凄い人だと言われたい』
『他者から価値のある存在だと思われたい』
と、言うように
他の人から
良い評価をされたい
認められたいという欲求です。
これは、
子どもから大人まで誰にでもある欲求です。
この欲求がある事で良い事は沢山あります。
まず自己成長できると言う事
特に美容師の仕事は
お客様に認めてもらうのが第一歩です。
良い評価を得るために頑張れる💖
良い評価を頂けると
仕事のモチベーションが高くなり
さらに成果が出やすい
人に喜んでもらえる事で嬉しい
人の為になる事で自分に自信がもてる。
等
承認欲求を満たすために
頑張れるのです。
技術が上手くなって凄いと思われたい!!
あのサロンは凄く素敵で良いサロンだ!!
お客様に喜んでもらいたい!
この承認欲求のお陰で
我々、美容師は
とっても成長できる仕事ですね。
認められたいという欲求は
認めてくれる人がいて成り立ちます。
認めてくれる人
と
認められたい人の関係性を考える。
子どもがママに認められたい、
褒められたいから
頑張って勉強をしてテストで100点を取ってくる。
『えらいねぇ～○○ちゃん凄いじゃないの💖』
このママの一言でメッチャ頑張ります。
ママの良い評価をもらう為に勉強する
本当はゲームをしたいかもしれない
公園で遊びたいかもしれなていけど
我慢して勉強をするのです。
ペットだって、
褒めたら仕事をするようになります。
『新聞取って来て!!』と言えば
新聞を取りに行くのです。
飼い主に褒めて欲しいから～
ご褒美の餌をもらいたいと言うのもあります。
美容師の場合は
まず始めは美容学校からスタートです。
美容学校で先生に
『上手にロッド巻きが出来たわねぇ～素晴らしい💖』
と褒められて、
遊びにも行かず、夜遅くまで眠くても頑張って
ロッド巻きの練習をします。
サロンに入っても技術レッスンは続きます。
先輩に褒められ、オーナーさんに認められ
デビューしたらお客様に喜んでもらえる。
オナーからもお客様からも
どんどん良い評価をされて信頼されると
お給料も上がっていく!!
と言うように
承認欲求を満たしながら
自信もついてきます。
で、
ここで考えて欲しいことが有ります。
認めて欲しい立場
と
認めてあげる立場の関係性
自分は承認欲求を満たしながら
人間的にも成長して社会的にも認められるのですが
認めてくれる人がいる。
認めてくれる人は、
子どにとってはママです。
私たち美容師にとっては
オーナー、先輩、お客様、同僚、家族
常に、
認めてくれる人の為に頑張っている。
認めてくれる人と、
認められたい～承認欲求を満たしい自分
と言う関係性になります。
常に認めてくれる人を意識して
認めてくれる人に追随する
関係性にはなっていないでしょうか?
子どもの頃は
褒めてくれる人が沢山います。
周りの大人はみんな褒めてくれます。
叱られることもあるけど、
大人たちのほとんどは子どもを褒めます。
子どもも成長して大人になると、
褒める立場になります。
大人になると褒められる機会は減ります。
褒めてあげる立場になるから、
減って当然ですが
本心は皆、褒めてもらいたいのです(笑)
経営者になると
自分がオーナーになるのですから
認めて欲しい相手が変わります。
一番認めて欲しいのははお客様です。
お客様に認められ信頼されて
お客様が通い続けてくださると
サロン経営は上手く行くはずです。
しかし、
ここで、
承認欲求が強すぎると
上手く行かないという話になります。
お客様に認めて欲しい欲求が強すぎると
上手く行かないのです。
どういう事かと言うと
お客様に喜んでもらう為に
頑張りすぎる!!
自分を犠牲にしてしまうという事が多くなります。
例えば
◆営業時間外でも仕事を受ける
お客様の都合にだけ会わせてしまう。
夜遅くなっても、お休みを返上しても
快く仕事を受ける。
快く受けているのですが、
無理をしてしまいます。
時間外で仕事を受けたら
時間外料金が発生しても良いのですが
良心的にと思い時間外料金を頂けない。
そうなると、それが当然のようになってしまう。
これは、
凄く良心的なサロンととらえられますが
問題があります。
自分の体を酷使しすぎてしまう。
自由な時間が無くなり精神的にも
肉体的にも余裕がなくなる。
全て、受け入れられる人は良いですが
長く続けていると苦しくなり
経営的にもきつくなります。
自己犠牲を払ってしまうという事です。
◆料金設定
これも同じです。
お客様の為に、すべてのお客様に
良い評価を頂こうと、
良い物をお安くと言う精神で
尽くしすぎると
働いても働いても利益が少ない!!
承認欲求を満たそうとばかりして
自分が無理をした結果
自分が苦しくなってしまいます。
承認欲求に支配されるとやばいです。
経営者の仕事って何かを考えると～
商売をして利益を出すという事です。
美容室経営者は
美容の仕事を提供して対価を頂く
利益を出してそれで生活をしています。
利益を出すことを考えねばなりません。
チキンと利益をだして
健全な経営を
続けて行くという仕事に
ウエイトをおく必要があります。
資金が尽きたり体を壊したりして
自分のサロンを潰してしまったら
意味がありません。
この業界は小規模事業者で
経営者兼技術者が圧倒的に多いです。
自分が一番の稼ぎ頭
と言う形のサロンが多いのですが
技術屋の域から抜けられずに
良い技術を提供するだけに留まってしまうと
経営が上手く行かなくなります。
多くの美容室経営者は
利益の事より技術の向上ばかりを考えがちです。
利益や、お金のことを言うと
イヤらしいと思い込んで嫌がられたりします。
技術さえ良ければお客様は自然についてくる
と言う考えです。
何年たっても技術の勉強ばかりします。
1人でも多くのお客様に認めてもらって
身を粉にして働いているのに、
お金が足りない!
という事になり兼ねない
良心的なサロンだ、良い人だと
お客様からの評価だけに振り回さないで
経営を継続していくためやることは
サロンの将来を見据えての
正当な値付けであったり
リピートしてもらえる仕組みづくり
資金繰りなど
色々な角度から経営を考えねばなりません。
承認欲求に振り回されている場合ではありません。
他者に認めてもらいたいと思うのは
当然の事で、
誰にも認めてもらえないと
サロン経営は出来ません。
お客様軸で進めていく必要があります。
お客様の思いや希望をかなえることが
私たちの仕事です。
しかし、
お客様に振り回される事とは違います。
経営者になったら、
認めてもらいたい、承認欲求を超えて
その先に行く必要があります。
承認欲求にだけ注力していては辛くなってきます。
承認欲求に振り回されることから
抜け出すことで
経営が上手く行くようになります。
自分の価値を自分で認めて
自分で決めて行く
自分のサロンはこんなサロンですと先に公言するのです。
適正な料金設定に変える
適正な営業時間を提示する
次回予約制にする
もちろん、反発する人も出てくるでしょう!!
しかし、
全員から認められなくても良いのです
価値観の合うお客様にだけ認めて頂けば良いのです。
時間外じゃないと行かない
とか
値段が上がったら行かない
と言う人ではなく
あなたが決めた営業時間
あなたが決めた料金に納得して
価値を理解してくれる
そんなお客様を集めれば良いのです。
経営者は承認欲求に振り回されない。
褒めてもらわなくて良いのです。
ある意味、経営者は孤独
孤独に耐えるのです(笑)
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【値上げで失敗しない方法】
次は
承認欲求から抜け出すには～
と言う内容を予定しています。